DS124でSubversion(SVN)を設定(その3)

NAS

WindowsのSubversion(SVN)クライアントソフトの設定

※この記事は前回の続きです。Synology DS214(OS:DSM7)にSVNのリポジトリを作成するところまでは前回記事ご覧下さい

さて、サーバー側(DSM7)の設定は終わったので、今度はPC側です。
この記事ではWindows用のものを使用します。(Mac用は後日)
Windows用の代表的なSVNクライアントと言えば「TortoiseSVN」ですので、こちらをインストールして設定しましょう。

TortoiseSVNのインストール

TortoiseSVNの公式サイトからダウンロードしましょう。

Downloads · TortoiseSVN
download TortoiseSVN

バージョン番号は違うと思いますが、気にせず「for 64-bit OS」の下のボタンを押してください。(32bitとかARM64とか使ってる人はこの記事見なくてもできるでしょw)

「TortoiseSVN-1.14.6.29673-x64-svn-1.14.3.msi」みたいなファイル(バージョン番号は違うと思います)をダウンロードしたら、ダブルクリックでインストールしてください。
基本的に「Next」など赤丸のボタンを押すだけでOKです。

フォルダを作ってCheckout

インストールが終わったので、svn用のフォルダを作りましょう。
ファイルエクスプローラーを立ち上げ(Win+Eキーのショートカットがおすすめ)、任意のフォルダを作成します。
ここでは「svntest」としました。
※場所は、「C:\work\svntest\svntest」にしました。(何故svntestを2つ…)
(一応、親フォルダにスペースや全角文字が入らない方が安全と思います)

「svnetst」フォルダを選択した状態で、マウスの右クリックをします。
メニューが出てるので、
(※Windows11の場合、「その他のオプションを確認」をまず選択してください)
「SVN Checkout…」を選択

ダイアログが表示されます。
①前回の記事でDSMで設定したリポジトリを指定します。

「svn://(DS124のIPアドレスまたは名前)/(リポジトリ名)」

・僕の家のDS124のIPアドレスは「192.168.10.3」
・前回は「prj01」というリポジトリを作成作成した
上記から、「svn://192.168.10.3/prj01」を入力しました。みなさんはご自分の環境に合わせて入力してください。
②「OK」ボタンにを押す

以下のダイアログが表示されるので、前回「passwd」ファイルに作成したユーザー名とパスワードを入力しましょう。
前回、ユーザー名「nagisa」、パスワード「123456」としたので、それを入力し、「OK」ボタンを押します。

特にエラーが出なければOKです。

先程のフォルダに「.svn」というフォルダができていると思います。(Windowsのフォルダ設定で、隠しファイルが非表示なっていると表示されないかも)

ファイルをコミットしてみる

では早速、適当にファイルを作って、コミット実験をしましょう。
「test.txt」というファイルを作ってみました。
フォルダの空いてるスペースで、マウスの右クリックをします。

「SVN Commit…」を選択。(Windows11の場合は、先ほど同様、「その他のオプションを確認」をクリックした後に「SVN Commit…」が表示されます)

コミットダイアログ
①変更点を記載する
②変更したファイルが表示されるので、コミットするファイルにチェックをつける
③「OK」ボタンを押す

コミットに成功しました。
①「OK」ボタンを押す

一応確認しておく?

先程と違うフォルダを適当な場所に作成し、そのフォルダに対して「SVN Checkout…」を行ってみてください。
今度は最初から「test.txt」がフォルダに入っていると思います。

他人が更新したファイルはUpdateで取得

他人が更新したファイルを自分のフォルダに取り込むには、右クリックメニューから「SVN Update」を選択します。

最後に

3回に渡って、DS124を使ったSVNの設定をお届けしました。
意外と簡単でしたね。
では、快適なSVN生活を!

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